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good room,good life

シンプルに「好き」を追求したい。ファッション・インテリア・ハンドメイド、そして家族。暮らしを豊かにしてくれることについて綴っているブログを北海道から。

北海道には男前な少年が多い。

子育て・家族 お出かけ・旅行

ちょっぴり誤解を招きそうなタイトルで、書いていてドキドキします。

でも真実、北海道では男前な少年が多いと感じています。

男前なのは、見た目ではなく中身です。

期待していた方、申し訳ありません。

 

 

事例1 機内の少年

2泊3日東京旅行の帰りの飛行機で、通路をはさんで隣の席に座った少年です。

その少年は「キッズらくのり」というANAのサービスを利用して、ひとりで東京からの便に乗っていました。

ANAキッズらくのりサービス【国内線】|Service & Info[国内線]|ANA

見た感じでは小学校3~4年生くらいだったでしょうか。

「キッズらくのり」は優先搭乗ができるらしく、私たちが席についた時にはすでに席でDSを始めており、

その後離陸時も飛行時もずーっとDSに精を出し、フライトアテンダントの「大丈夫?困ったことはない?」という声がけにも

「ゲームのいいとこで話しかけないで」オーラむんむんでした。

 

着陸体勢に入った頃DSに飽きたらしく、まわりをきょろきょろ見回し始めました。

私とも何回か目が合いました。どうやら私たち一行を見ていたようでした。

「ひとりでやっぱりさみしいのかな、家族連れを見たら家族が恋しくなっちゃったのかな」とおばさんな私は勝手に思い、

着陸後シートベルトサインが消えて荷物を準備すると、機外に出るまでの待ち時間にすかさずその少年に話しかけました。(←ほんとおばさん。w)

 

私「お兄ちゃん、ひとりで東京行ったの?」

少年「ううん、南浦和。」

私「え!南浦和?すごく遠いところまで電車でひとりで行ったの?」

少年「うん、ポケモンゲームの大会があったんだ。●等取ったんだよ。」

(と言って自慢気にメダルを見せてくれる。この時点で人懐こさにきゅんとする。)

少年「あ、これどうぞ。」

 

そう言って彼が差し出してくれたのはアメ2つ。

バッグから取り出したのではなく、あらかじめ手に握っていたのです。

そう、この少年は私が話しかける前から、我が家の子ども2人のアメをあげようと、手に握りしめていてくれたのです!!!

 

f:id:harchel:20151109161511j:image
(ありがたすぎて食べられない)

それでチラチラこちらを見ていたのか、と思ったら、私の胸はもういっぱい。

感動の渦に巻き込まれていました。

 

ポケモン」の言葉に食いついた長男くんが少年の持ち物をじろじろ見る様子に気がつくと、

「これあげるよ、いらないから」

と言って、ビニール袋からガサゴソと大量のポケモンカードを取り出し、その中から兄弟それぞれに5枚ずつカードをくれました!

(いらないから、というのはもちろん照れ隠し。)

長男くんはもちろん、意味がわかっていない次男くんまで大喜び。

 

そんな気前の良い男前な少年を前に私が持っているものと言えば、いったん溶けてからまた固まったアメが2個のみ・・・おみやげは宅配便で送ってしまったし、何もあげられるものがありませんでした。残念なおばさん。

彼からは、アメやカードだけでなく、「小さい子には親切に優しいことをしてあげよう」というこれ以上無いあたたかい気持ちをもらったのでした。

 

 

 

事例2 田舎の公園の少年

 

次男くんがまだ1歳の時、けっこうな田舎に住んでいました。

引っ越ししてすぐの頃、子ども達を連れて近所の公園に遊びに行きました。

長男くんは遊具に向かってまっしぐらですが、次男くんはその時まだハイハイ。でも動きたい盛りなので、芝生の上に好きにさせていました。

しばらくして遊び疲れたようだったので、抱っこする前に次男くんの手を洗おうと水道に行ったのですが、

なんとその蛇口はひねりっぱなしにしていないと水が出続けない仕様!(こんなのここで見たのが最初で最後。)

片手でハイハイの次男くんを抱え、もう片方の手で蛇口をひねったら、もう手が足りないのです。次男くんの手を持ってこすることができないのです。

長男くんははるか彼方で楽しそうに遊び、母が困り果てる様子に気づかない様子。

どうにか抱えながら手を洗おうと四苦八苦して、どう考えても無理だ・・・と諦めかけたその時、

キキー!

1台の自転車が止まりました。小学2~3年生くらいの男の子でした。

「その蛇口、ひねってないと水出ないよ。」

ちょっと知ったかで上からな口調に、「知っとるわ!だから困っとんじゃ!」と思ってしまいました。

私は極めて優しく「そうみたいだね」と言ってやりすごそうとしましたが、次の瞬間その少年は、

「蛇口、ひねっててやるか?」北海道弁の口調で語尾上げ気味の「~してやるか?」が大変優しい。)

と言って、手伝ってくれたのです!!!!!

 

なんて優しい!なんてスマート!なんて神々しい!

もうあらんかぎりの称賛をこめた「ありがとう!」を述べ、その少年に蛇口をひねっていてもらったのでした。

私たちが手を洗い終えると、「じゃあねー!」と自転車で走り去る少年。

もう私の心は完全ノックアウトでした。

 

 

この2つの事例以外にも、年下の子には必ず園バス待ちの順番を譲ってくれる年長さんの男の子や、

公園で長男くんが同学年の子にからかわれていると、かばってくれるお兄ちゃん(その時私はこっそり見守っていた)など、

よく「気持ちが男前な少年」に出会います。

 

 

感謝の気持ちを伝えたい?

 

どの事例でもあまりに感動した私は、本人にお礼を言うだけでなく、親御さんに会ってお礼と感動を伝えたい!と思いました。

私も親なので、息子が良いことをしたらそれをほめて認めてあげたいし、親にとっても「自分の育児が間違っていなかった」という誇りと自信につながるのでは、と感じたからです。

でも親御さんには会えるはずもなく、残念に思っていると夫に話したら、

「それは親に伝えなくていいことだ。親にほめられると、その素直な気持ちがゆがむ気がする。」と言われました。

「?」と思いましたが、親が見ていないからこそできる良いふるまいってあったな、と思い出しました。

 

親が見ているところで良い行いをするとホメてもらえるのですが、

小さいうちはそれで良いのですが、少し大きくなると「ホメてもらうためにやっているんじゃない」という気持ちが芽生えて、親が見ているところでは、あえて良い行いをしない・できないことがありました。

 

(バス待ちの順番を譲ってくれる子をのぞいて)どの子の行動も親が見ていないところで自分の判断でやってくれたことで、

困っている人の役に立ちたいとか、小さい子には優しくしてあげたいとか、自然と湧き上がってきたピュアな感情からの行動です。

私が親に伝え、親がその行為をホメることで、少年達のピュアな感情に少なからず影が差すことを夫は危惧し、忠告したのでした。

 

本人にはお礼を伝え本人はとても満足しているわけなので、なにもその親御さんにまでお礼を言う必要など無いのですね。

その代わり、その少年達から受け取ったあたたかい気持ちを、今度は私や子ども達がまわりの人に与えられるようになればいいだけです。

先輩におごってもらったから先輩におごり返すのではなく、自分の後輩におごってあげることで義理を果たすっていう、アレと同じです。

 

 少年からアメとポケモンカードをもらった長男くんは、見ず知らずのお兄さんから受けた親切が響いたようで、そのあともその少年のことが気になるようでした。

そうやってあたたかい気持ちを受け取ったら、今度はまわりの人にあたたかい気持ちを配ってあげてほしいと思います。

 

 

もしかしたら自分の子どもも、私の知らないところで他人に親切にし、感動を与えられるのかもしれないと思ったら、じんわりくるものがありました。

(迷惑かけることの方が実際は多いのだろうけど・・・。)

 

 

 

もしかしたら世の中男前だらけ!?

 

私が育児しているのが北海道で、子どもが男の子なので必然的にふれあうのは「北海道の男の子」が多くなります。

なので、北海道に男前な少年が多いのではなく、もしかしたら世の中は男前な少年だらけなのかもしれません。

大きくなると、親切にすることが恥ずかしいというような気持ちが芽生えるのは成長の一過程で仕方のないことかもしれませんが、

大きくなりきった私はピュアな少年達の行動に感動できる人でありたいし、

その受け取った気持ちを誰かにおすそわけできる人でありたいし、

子ども達もそんな少年に育ってほしいと思ったのでした。