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【被災した私から】恐怖!鳴り続けるスマホ、減る充電…安否確認と情報提供、ちょっと控えて!使って災害用伝言板。

9月6日未明に北海道で起きた地震によって、
私も少しだけ被災しました。


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少しだけ、なのは、
実際に大変だったのは停電だけで、
お水も出たしガスも使えたし、
家のなかは何も壊れず、道路も正常。
余震は少しあるけれどあまり不自由な生活はしなかったからです。
今は通電もし、スーパーの品ぞろえはまだ完全ではないけれど、
被災して約50時間後にはすっかり元通りの生活です。


にもかかわらず、とてもたくさんの「大丈夫?」メッセージをいただいたり
本州に住む両親や姉が血相を変えて(顔は見てないけど)連絡してきたりして
ちょっとこちらがびっくりしたくらいです。

 

SNSなどで多くの北海道民
「みなさんからご心配の連絡をいただいて、とてもうれしかったです!」
などと投稿しているのを見たのですが、
私はちょっと違った感想をもちました。
心配してくださるメッセージの嵐で、かえって不安になったのです。
私って変なのかな?と思ったのですが、
やっぱり「こういう人もいたんだと思ってもらってもいいかな」と思い、
記事にしてみたいと思います。

 

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過熱報道→むやみな安否確認、困っていました…

こちら、いたって穏やかでした

午前3時に地震が発生して、直後に寝なおしたくらい
当初私はそんなに大きなことが起きているとは思っていませんでした。
だって実際、我が家は断水しなかったしガスも出ていて、
暑くも寒くもないちょうどいい季節の今の北海道では
冷暖房も不必要。
特に不便を感じていなかったからです。

でも長期不在中の夫から朝「停電したら断水するから水ためて!」とか
両親や姉からものすごい勢いで連絡がきたり、
本州や海外の知人・友人から「大丈夫?」のメッセージが鳴り続けたりして、
なんかみんな大騒ぎしすぎじゃない?とびっくりしていました。

 

私はラジオから情報を得られていて、全道停電・部分的に断水、
停電復旧には1週間くらいかかる…等の情報が得られていました。
食料に買い置きがあり、水もためたので私は何も不自由を感じていませんでしたが、
唯一、スマホが充電できないことがとても困っていました。
10年ほど前に買った災害用ラジオについている充電端子に
アダプター+アダプター(仕様が変わっているため)で充電しようとしたところ、
接触がうまくいかなかったようなのです。
夫や市内に住む夫の両親と連絡をとったり、
近所の友人から「○○で充電できるよ」とか「明日も学校休みだって」という
情報を得るためには絶対に必要なスマホ

でもそのスマホは、遠方の知人からの「大丈夫?」の
安否確認が鳴り続けることで
少しずつ
命をすり減らされていきました…。
(大げさだけど。涙)

 

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私のスマホの命を奪ったのは、過熱報道

通電後に後からテレビを見て、
遠方のみなさんは、センセーショナルな被災映像を
繰り返し見せられていたということがわかりました。
これは確かに心配になる…


実際は、少なくとも我が家の周りの道路は陥没していないし、
土砂崩れも起こっていないし、
停電以外困っていないし、液状化もしていません。
でも繰り返し「札幌市」の映像として液状化した道路や
建物の崩れた様子を見せられたら
もしかしてあの子も…と思ってしまうに違いありません。
両親・姉の血相の変え方、知人・友人からの連絡の来方が
こちらの、半ば夏休みの延長のようなちょっとのほほんとした雰囲気の
状況とはあまりに乖離があったのには、
そんな過熱報道が原因にあったのだと思いました。
だって給水所のある公園で、子ども達は相変わらず野球やサッカーをしたり、
ブランコで遊んだりしていたんですよ。
大人もみんなお休みなので、いつもよりにぎわっていました。

そして母や姉などから給水所情報や「ある消防士さんからです」
といった情報がじゃんじゃん送られてきました。
これによっても私のスマホは命を奪われ続けました…。
私にはラジオがあったので、この情報は正直不必要なものでした。
そして給水所のURLを貼りつけて送ってくれたのですが、
通信状況があまりよくないので見ることもできません。
でも後から母や姉に聞いたら「被災地の方にこの情報を送ってあげてください!」
と繰り返しメディアで言われていたのだそうです。


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 ▲ずっとこんな映像を見せられていたら…

 

 

わかるけど、でもパニック 

遠方の知人から安否確認メッセージが来続けたことに、
停電中の私はちょっとパニックになりかけていました。
「ひぃぃ、充電がぁぁ!」ということです。

夫は不在、市内の夫の両親は車でないと行けない距離。
いつまで続くかわからない停電。
いつくるかわからない断水。
食料もいつまでもてばいいの?
次の余震で子ども達とちゃんと逃げられる?
生活に不便はありませんでしたが、
不安だらけななか、唯一家族とつながれる「スマホ」。

近所の友達からのリアルに必要な情報を受け取れる「スマホ」。

遠方のあなたに「大丈夫?」と聞かれても、ごめんなさい、
今だけはちょっと、何の足しにもならないの…。
むしろその都度充電が減ってしまう…。涙

だって停電中なの。スマホが充電できないの。死活問題なのー!

 

状況がそもそも停電していないとか、
モバイルバッテリーを持っている人など
充電ができる人には安否確認のメッセージを送ってあげるのは
いいことと思うのです。
その方が心の支えになることも。
ラジオが無い人には、被災地以外の方からの情報が
頼りになることもあるでしょう。

でもそれを確認しない限り、停電中の被災者にメッセージを送ることは
ちょっと控えた方がいいのでは、と感じました。

 

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私はFacebookやLINEのフィード上で安否を公開し、
スマホの充電ができないため返信はおろか受信も厳しいことを伝えていました。
にもかかわらず、それを確認できる立場にいる人が
確認もせずに送ってきた「大丈夫?」や一方的な情報には…うーーん。
実際はメディアにかなりあおられていたと知ったので、
みなさんが心配してくださったことは
とてもうれしくありがたく思うのですが、
あおられても慌てず、被災地以外の方はぜひ冷静に対応してほしいのです。
慌てるのは被災地でやってます、すでに。
まわりが慌てても、どうにもなりません。

 

声を大にして言いたいこと

 

停電中の被災者に、

被災地以外の人が

むやみにメッセージを送っては

だめ。

  

 

知っている人は、知っている。使おうよ、災害用伝言板

知っている人は、停電が解消されたあとに安否確認をしてくれました。
そのメッセージは、とてもとてもありがたく温かく感じました。
私の「停電復旧しました」という投稿に、
「ずっと心配だったけど、かえって迷惑になるから何も連絡しなかったよ」
とコメントしてくれる方も。

私はかつて通信会社に勤めていたのですが、
その時の先輩がFacebookで「安否が気になるけれど、
バッテリーの持ちが心配だからあえて連絡をしないようにしている」と
投稿してくれていました。

通信会社では、災害時は災害用伝言板サービスの利用をすすめています。
個人のむやみな安否確認が増えるとネットワークが占有され、
病院や消防、警察などの緊急連絡がままらなくなるので、
個人の安否確認には災害用伝言板を使いましょう、と周知しています。
そう、災害時は個人間の連絡は控えなければいけないのです。

 

ネットワークの占有もさることながら、
個人のスマホの充電を蝕む、むやみな安否確認。
罪ぃー!

 

www.nttdocomo.co.jp

www.softbank.jp

www.au.com
www.ntt-east.co.jp

 

ほんとに私が心配なの?

ちなみに、ふだんほとんど連絡をとっていない
知人・友人からの安否確認がとても多かったです。
私が無事と現状と感謝を伝える返信をすると
「よかったよー、引き続き余震に気を付けてね」という返信。
そのあっさりとした返信から、私を心配して、というより
「ただ自分の胸さわぎをおさめたかっただけなんじゃ…?」という
疑念が浮かんできかけたのも事実。

そのせいで充電が…とわなわなしかけたことも
いやみったらしくつけ加えておきます(笑)。

 

まとめ

・被災地以外の人は、「停電中」に被災者のスマホを酷使するようなことはしない。
・被災者にメッセージを送る前に、被災者からの発信(SNS)をしっかり確認する。
・被災者も被災地域以外の人も、災害用伝言板を使おうよ。


もちろん、停電中でも知人友人からの安否確認によって
「誰かとつながっている安心感」を感じていた方もいると思います。
これは私の一意見。
でもみんなが口をそろえて「ありがたい」としか言わないことが
むずがゆくなりました。
私は本当に困っていたから。

 

私にまずできることは、流通が回復したらモバイルバッテリーを
買いに行くことかなと思っています(笑)。
いや、ちゃんと持っていればこんなことにはならなかったです、はい。

 

 

災害・地震・防災 

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