春休みに行った、9泊11日のロンドン・パリ旅。
有名どころは実にいろいろな情報があるので、
私からは小学生男子も楽しんでいた、地味に楽しいおすすめスポットを
ご紹介したいと思います。
▲
グリニッジとは
子午線0°の通る場所で、街全体が世界遺産です。
ここを南北に走る子午線を基点として、
地球が東半球・西半球に分かれています。
小学校か中学校の理科で習ったような気がします。
ここは、盛りだくさんなガイドブックでも
たったの1ページしか割かれていなかった場所。
全くノーマークでしたが、長男10歳が「行きたいな…」と静かに要望しました。
ふだんわがままをひとつも言わない子の「行きたいな…」は
けっこうな威力がありまして、
「よ、よし、行こう!」と急に行くことが決まりました。
なので下調べゼロ。
▼グリニッジ天文台HP
どうやって行くのか
ガイドブックに、「ラッセル・スクエアから188番のバスで40分」と書いてありました。
その他にも、地下鉄を使ったり船(テムズ川)を使ったり、いろいろな手段がありましたが、
せっかくだからロンドンバスに乗ってみよう!ということになりました。
ラッセル・スクエア近くのホテルに泊まっていたことも大きな理由です。
でも、ホテルのおじさんに「今日はどこへ行くの?」と聞かれ
「バスでグリニッジに行くよ」と答えたら
「バスは時間かかるしめっちゃつまんないよ」と言われました。
つまんないかどうかは自分たちで判断します、と心の中で述べ、
バス乗り場へ。
バスは、ラッセル・スクエア北側のバス停(STOP E)から出ます。
ラッセル・スクエア周辺には、ほかにもたくさんバス停があるのでご注意を。
ラッセル・スクエアSTOP Eから出る188番のバスで行けます。
時刻表はこちら。けっこう本数あります。
乗ります
でもオイスターカードが無いと乗れません。
SuicaやPASMOみたいなものです。
最初にデポジット5ポンド払いますが、返却すると返ってきます。
oyster.tfl.gov.uk
オイスターカードは、地下鉄駅の券売機で買えました。
返却もデポジットの返金も券売機でできて、とても楽です。
ちなみにロンドンでは、地下鉄もバスも11歳未満までの子どもは料金無料です。
大人と一緒の場合、4人の子どもまで無料です。
11歳から15歳が子ども料金、16歳以上が大人料金です。
乗り方は日本のバスとほぼ同じ。
前方の運転手さん横でピッとオイスターカードをかざして乗ります。
降りる時は、何もせずに降ります。
おすすめは2階の一番前の席
眺めがよい2階席の一番前が本当におすすめです。
さえぎるものが何もなく、ふだん見ない高さからの景色。
移りゆく街並み、歴史的建造物も見られ、観光バスに乗っているかのよう。
ロンドン初めての方にはぜひおすすめしたいです。
でも2階だしかなり横揺れします。
一度私は席から転げ落ちました。恥ずかし。
着きました
40~50分ほどバスに揺られ、観光を楽しみ、
降りたのはカティサーク ナショナル マリタイム ミュージアム
(Cutty Sark National Maritime Museum)です。
バスは降りるバス停がわからないんじゃ??とドキドキしますが、
車内前方の電子版で表示されるので心配ありませんでした。
そこからグリニッジ天文台までは20分くらい。
バス停から天文台の入り口の門までは10分かからないくらいですが、
そこからひろーい公園を通り抜けて、小高い丘を登るのに10分くらい。
でも気持ちのよいお散歩がてら、という感じです。
▲子ども、走る走る
着きました。
あの赤い球、何でしょう?
あれは昔、13時(?)になるとドーン!と落ちて
時間をお知らせしたものだったようです。
天文台の中は?
天文台の中がどうなっているかというと、博物館になっています。
昔の人がいかに正確に「測る」ということに苦労してきたかについて。
音声ガイダンスが無料で借りられますが、日本語はありません。
子ども達、飽きちゃうかな?と思っていましたが、
音声ガイダンスがスマートフォンサイズのもので、
その操作が楽しかったようで英語のガイドをずーっと聞いていました。
わかっていないのに。
男子謎。
外に出ると、「子午線」があります。
当然、全員が写真を撮ります。
右足が西半球、左足が東半球、的な。
グリニッジ天文台の見どころは?
ところでグリニッジ天文台の見どころって何でしょう?
大人は、計測技術の進歩が学べて楽しかったし、
長男は0°にわくわくしたし、
次男はスマホ型のガイドにうきうきしていました。
あとロンドンバスで行けたのが楽しかった。
でも結局のところ、これが確実におもしろい!と思えるものはありません。
よくよく考えたところ、「ランドマーク好き」に響く場所なのだと思います。
例えば「日本最北の駅」とか「ユーラシア大陸最西の岬」とか
そういう場所って名所になって一定の集客があるじゃないですか。
子午線も、目に見えるものでも何でもなくて、
人間が勝手に決めた概念的なものだけど、
それに何かしらロマンを感じてわくわくできる人には確実にオススメです。
おみやげやさんはかわいい!
でも私が正直いちばんわくわくしたのはおみやげ屋さんです(笑)。
Tシャツや帽子、キーホルダーなど、すっきりデザインのおみやげがあったので、
いくつか買ってきました。
▼エコバッグ、グレーもロゴの配置もおしゃれ。
▼子どものTシャツ
そのほかにも、長男が同じデザインの帽子を買い、
夫もTシャツを買いました。
こんな時計も売っていました。すてきー。欲しかったー。
ロンドンらしい、ロンドンバスのキーホルダーや
ロンドンの地図を模したグッズなどもあります。
でもグリニッジ駅周辺のふつうのおみやげ屋さんでも同じものが売っていて、
そちらの方がはるかに安かったです。
時間に余裕がある方は、ぜひそちらへどうぞ。
帰りは
13時ごろ見終わり、お昼ごはんを食べてから帰ることに。
行きとは違う方法で帰りました。
ドッグランズ・ライト・レイルウェイのグリニッジ駅から
カナリーワーフで下車。
カナリーワーフ駅で地下鉄に乗り換え、ロンドン市内中心部へ。
バスも、ドッグランズ・ライト・レイルウェイも、地下鉄も
全てオイスターカード一枚で乗れるので便利です。
市内中心部でビッグベンやウェストミンスター寺院などを見てから帰りました。
でもカナリーワーフの乗り換えで迷ってしまい、親切な方に案内してもらいました。
乗り換えがちょっと遠かったです。
子ども達が大好きな乗り物にもたくさん乗れたし、
とても有意義な1日になりました。
おまけ
グリニッジ駅周辺でお昼ごはんを食べました。
お店もけっこうあるので、食べる場所には困りません。
ちょっとアジアの味が懐かしくなった私たちは
ふらっと中華料理屋さんへ。
でもそこの中華が劇的にマズかったです(笑)。
次男のキッズメニューも、私のベジヌードルも、長男のラーメンもマズかった。
私のベジヌードルの野菜は、火が通っておらずほぼ生でした。
夫の焼きうどんは、まあまあらしかったです。
いろんな国を旅行してきて「中華にハズレなし」という信念があったのですが、
妄信だったことをロンドンで思い知らされました。
旅の大切な一食をないがしろにされ、久々に腹が立ちました。
でもまぁそれも、家族の楽しい思い出となったということで。
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